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Anouk Wipprecht

アヌーク・ヴィプレヒト

アヌーク・ヴィプレヒトによるSCREENDRESSは、ドレスに埋め込まれたスクリーンに脳波の測定によって精神的な健康状態を映し出す3Dプリントドレスです。
アーティストと企業とで共同開発された脳波センサー「ユニコーン・ヘッドバンド」を用いることで、人々のストレスといった見えないコンディションを外部に表示します。
ファッショナブルなデザインによるメディカル・デバイスは、こうしたデバイスを必要とするユーザーや領域に光を当てると共に、専門性の高い医療分野に多様な人々が関わることを可能にするインクルーシブなデザインの方法と姿勢を来場者に提示しました。

Ars Electronica Inspiration「Art as Catalyst – 創造性を触発するアーティストたち」(2023年)
©Sakura Sueyoshi / Nacása & Partners Inc.

Anouk Wipprecht

アヌーク・ヴィプレヒト

オランダを拠点とするハイテク・ファッションデザイナー、イノベーター。ファッションデザイン、エンジニアリング、サイエンス、そしてインタラクション/ユーザーエクスペリエンス・デザインが融合する新興分野「ファッション・テック」で活動する。斬新な方法でファッションとテクノロジーを組み合わせ、テクノロジーを駆使したデザインの数々で注目を集める。それらは人工知能につながるシステムを身体の周りに搭載した、テクノロジー・クチュールといえる。

SCREENDRESS

スクリーンドレス

スクリーンが埋め込まれたこの3Dプリントドレスは、着用者と周囲の環境との間にテクノロジーが媒介するつながりを生じさせる。g.tec社との共同開発による先進的なEEG(脳波)センサー「ユニコーン・ヘッドバンド」が、ウェアラブルなブレイン・コンピューター・インターフェースとして、着用者の脳が無意識に出すシグナルを読み取り、スクリーンドレスを動作させる。機械学習を利用し、着用者の心理的負荷を計測して、ドレスの首飾りから伸びる6枚の円形スクリーンに視覚化する。心理的負荷が強まると、スクリーンに映し出される瞳孔が拡張していき、不思議な効果を生み出す。

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Arts Council Tokyo

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