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中里唯馬アーティスト・クロストーク

2023.12.21 THU

ファッションデザイナーの中里唯馬は、Brewed Protein™というSpiber社が開発した人工タンパク質素材を用い、オートクチュールのコレクションとして発表された「Biosmocking」と名付けられたドレスを紹介しました。新しい素材でドレスを作る過程にはさまざまな試行錯誤があることが、ドレスと共に展示されたプロトタイプからもうかがえました。
中里唯馬とSpiber社の関山一秀によるトークでは、それぞれの取り組みや2人のコラボレーションに加えて、制作の背景にあるファッション産業が抱える廃棄物などの課題、ファッションを超えてサステナブルな社会のこれからのあり方のヒントが語られました。

【 開催日時 】
2023年12月21日(木)15:00~16:30
【 登壇者 】
中里唯馬(ファッションデザイナー)、 関山和秀(Spiber株式会社)
【 モデレーター 】
久納鏡子(アルスエレクトロニカ・アンバサダー)

中里唯馬アーティスト・クロストーク「Art as Catalyst – 創造性を触発するアーティストたち」(2023年)
©Sakura Sueyoshi / Nacása & Partners Inc.

中里唯馬

ファッションデザイナー

1985年、東京生まれ。2009年、自身のブランドYUIMA NAKAZATOを設立。2016年よりパリ・オートクチュール・ファッションウィークにて公式ゲストデザイナーとしてコレクションを発表している。ベルギーアントワープ王立芸術アカデミーで修士号を取得。卒業コレクションでヨーロッパの数々の賞を受賞。

関山和秀

Spiber株式会社取締役兼代表執行役

1983年生まれ、東京都出身。慶應義塾大学政策・メディア研究科後期博士課程在学中、2007年9月にスパイバー株式会社(現Spiber株式会社)を共同設立。持続可能な社会の実現に貢献するべく、植物由来の資源を主原料に使用して微生物発酵によって生産を行う構造タンパク質「Brewed Protein™素材」の産業化を目指す。
https://spiber.inc/

久納鏡子

アーティスト、アルスエレクトロニカ・アンバサダー

これまでインタラクティブアート分野における作品を手がける一方、公共空間、商業スペースやイベント等での空間演出や展示造形、大学や企業との共同技術開発など幅広く活動している。2017年からはArs Electronica Futurelabの研究プロジェクトにも携わる。 作品はポンピドゥセンター(フランス)、SIGGRAPH(アメリカ)、文化庁メディア芸術祭など国内外で発表。東京都写真美術館(日本)に所蔵。

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